【MHRise】モンスターハンター ライズ レビュー(弓使い・シリーズファン向け)【アクション】

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※注意 Ver.1.1.1 時点(発売直後・オオナズチ実装前)ストーリー(里クエ・集会所) ともにソロ限定でクリアした直後のレビューです。

※筆者はモンハンシリーズ経験者MHW および MHW:I をトロフィーコンプ済み)

※新規プレイヤー向けのレビューではないため、新規向けの記事は別記予定です。

 

 

 

 

ボリューム(ストーリー部分のみ)…★★★☆☆

各クエストノーミス(3乙しない)前提で、武器と防具を作るため適度に寄り道しながら、ストーリー(里クエ・集会所)クリアまでに攻略情報なしで40時間程度。

MHW の発売直後よりもストーリーのボリュームは短め。やりこみ要素等を考慮したボリュームは不明。

 

難易度…★★☆☆☆

前提として、モンハンの難易度とは何かと定義することは非常に難しい。

(シリーズ経験者か、登場モンスターの属性・モーション等の事前知識があるかなど、プレイヤーの特性で大きく変わるため)

今回は MHW / MHW:I との比較という形で星2とした。(若干簡単になったと認識)

具体的には以下の点によって難易度が落ちたと感じた。

  • フィールドの環境生物によるステータス強化が強力
  • 猟具生物による状態異常攻撃の簡易化
  • 翔虫アクションによる攻撃回避の簡易化

 これらは前作MHW / MHW:I の環境生物やフィールドギミック(落石等)、スリンガーに相当するもの。

前作のシステムは敵への有効打のためには一定量の知識・実力が必要であったが、今作のシステムは「とりあえず使っておけば得をする」形式のものになっている。

しかもこれらが強力なため、全体的に難易度は落ちたと評価した。

ただし、百竜夜行に関してはゲーム性が大きく変わるため、苦手な人にとっては難易度が上がったと感じる可能性も大いにあると思う。

 

良かった点

  • グラフィック

直前までMHW:I で遊んでいたため、PS4に比べてSwitchだとグラフィック面で見劣りして目につく場面が多いのではと覚悟していた。

しかし、意外にも杞憂で、グラフィック面はSwitchながら非常にいいと感じた。

カムラの里のキャラクターたちも前作と遜色ないデザインで、前作から続けてプレイしても違和感がかなり少ない印象だった。

 

  • 新モンスター

今作の新モンスターは妖怪がモチーフになっているものが多く、それぞれが魅力的でいいモンスターが多かった。各モーションも個性的で戦っていて楽しめた。

 

悪かった点

  • ストーリー

全体的によかったが、一部非常に気になる点があった。

これについては若干ネタバレを含んでしまうため、詳細は下の方に別記。

  • 一部アクション面のバランス

弓を使って攻略するにあたって、アクション面での不満が大きくあった。

具体的な内容はネタバレ項に記載。

 

 

総評

Switch という半携帯機ハードで発売されたモンハンということで、グラフィックやボリュームはどうなるのかと期待半分・不安半分という心境で発売を待っていたが、非常に面白い。

今回も連続してタイトルアップデートが行われると発表されているが、その頻度や量次第で今後のプレイヤー人口の推移が決まるのは明らかなため、コンテンツの追加に関しては開発陣には引き続き頑張ってほしい。

 

~以下ネタバレ含む~

 

弓のアクションについて

今回の武器バランスや使用するべき武器について関わる部分のため、弓のアクション等については、ネタバレ有りの項で書くことにした。

今回ストーリークリアまで弓一筋だったため、前作との比較をしながら弓という武器に見ていく。

  • 下位

正直明らかなバランス調整不足。モーション値の関係上なのか、弓矢の火力が明らかに弱い。弱すぎる。特に下位では、弓の必須スキルとなる「体術」が揃うまでが遠いため、その弱いダメージを4,5回放ったらスタミナが尽きるため休憩が始まる。

しかし、それに引き換え近接攻撃(矢斬り)の火力が大きすぎる。(スタミナを回復しながら弓矢の3~4倍程度の火力が出せてしまう)

 結果として、下位において「弓」という武器種で攻略するにあたっては、「矢斬り」がメインとなる。これは冗談ではない。筆者も里クエはほとんど矢斬りのダメージだけで攻略した。(復活した矢タイプも全く見ることなく表示攻撃力だけで武器を選ぶだけ)

こうなる背景として、「弓」という武器種はスキル依存度が非常に高いことが寄与している。開発も恐らく各スキルが自由に装備できるようになった状態でバランスを取ろうとしているため、分かっていて下位のバランスは犠牲にしているのかもしれない。

とは言え下位で各武器を使ってみたときのファーストインプレッションは大事だと思うので、このバランスはさすがに悪いと感じた。

 

  • 上位

ここからが弓の本番。上位に上がったあたりから、弓から矢を放つ価値が生まれ始める。ここで初めて矢タイプも気にしながら武器を選ぶこととなり、立ち回りや武器選定の楽しさが生まれてくる。

弓矢も火力が出せるようになり、種々のアクションを楽しめると思うが、気になった点として「チャージステップ」に比べて「身躱し矢斬り」の方がメリットが大きすぎるような気もした。

 

ストーリーの気になった点

Ver.1.1.1現在、里クエの物語は特定モンスターの狩猟でキリ良く終わるが、集会所のストーリーは最後まで進めても何一つ解決しない。

エンディングは恐らく公式から発表されている、無料タイトルアップデート Ver.3.0 に「追加エンディング」と記載があるため、ここで追加されるのだろう。

参考:https://www.capcom.co.jp/monsterhunter/rise/topics/tu/

 オンラインが前提の集会所とはいえ、ストーリーが発売時点で一区切りもついていないのは消化不良となった。