Vampire Survivorsと同系統のゲーム(の体験版)。
根幹こそ一緒だが、根幹以外の相違点が多いため結構別物として楽しめる。
製品版はこっち
ボリューム…★☆☆☆☆
無料プレイの体験版であることもあり、ボリュームが多いわけではない。ワンプレイ10分だが、ゲームの特徴を掴むには十分。
難易度…★★☆☆☆
能動的に攻撃する手段が豊富な上に、一定程度それらを使いこなしたり、ビルドを整えたりしなければ安易にクリアはできないため超簡単というわけではない。製品版ではどうかは分からないが、恒久のアップグレード要素もないためある程度はプレイヤーの腕が問われる。
Vampire Survivorsとの相違点
このゲームに関心を持った多くの人が気になる部分だと思うので個別に記載。
メイン武器による攻撃が能動的
Vampire Survivors(以下:VS)では、基本的に武器による攻撃が自動で行われ、プレイヤーが関与する行動は移動のみだった。
その点、本ゲームでは最初に選択する武器はすべてプレイヤーのクリック動作で弾が発射される形式で、その点でEnter the Gungeon*1に近い操作性である。
レベルアップ時の獲得要素
敵から経験値がドロップし、それに近づいてレベルアップする点では同じだが、そのレベルアップボーナスがVSと違う。
最初に選んだ武器に加えて新しい武器をレベルアップで得ることはないが、その武器から発射される弾丸やプレイヤーを強化するスキル取得できる。
総評
Vampire Survivorsで多くのファンを掴んだこのジャンルだが、今後多くのゲームが同ジャンルでの人気を狙っている。今作はその中でも期待の一作のひとつで、製品版も楽しみだ。
~以下ネタバレ~
各キャラクター評
シャナ
オススメ度★★☆
初期キャラ。初期HPは3で、「レベルアップ時に一度アップグレードをリロール出来る」能力を持つ。いわゆる万能キャラで、VSとは違いレベルアップごとにリロールが使えるため希望のビルドを組みやすい。
扱いやすいが、そもそも本ゲームのアップグレードに外れが少ないことと、選択肢も5つありどうしてもリセットしたいタイミングというのが多いわけではないことが難点か。
相性のいいアップグレード
全部
本人のスキルがアップグレードそのものへの適正のため、自分の思う好きなビルドを組むためには最適なキャラ。とはいえ適当にスキルを積むと器用貧乏になるため、どれかに特化させる方がオススメ。
ダイヤモンド
オススメ度★★★
特別なスキルを持たないが、その代わり初期HPが6あることが特徴。
回復手段に乏しいこのゲームでは初期HPが多いというだけで強い。その上デメリットが特殊能力がないことぐらいなので、シンプルで使いやすい。クリアに困るようだったらオススメのキャラ。
相性のいいアップグレード
落ち着く温もり(火炎系スキル最終段)
最大HPが高いため、回復できる量も必然的に多くなり相性がいい。しかし、火炎系のツリーだけでは火力不足なので、その他は火力向けのアップグレードを積極的にとるといい。
スカーレット
オススメ度★☆☆
最大HPが2と低めだが、「1秒ごとに3ダメージ与える火傷を付与する炎の波を、メイン武器の3発おきに発射する」特殊能力をもつ。
炎の波自体は貫通性能をもち、パット見便利。しかし火傷自体が固定ダメージの上火力不足であり、殲滅をそれに頼ることは難しい。さらに初期HPが2であるため、一度囲まれると逃げる間もなく2Hitして終了ということになりかねない。現状選択できる4キャラの中で最も扱いづらいキャラといえる。
相性のいいアップグレード
ラピッドファイア(発射速度系スキル一段目)
スキルを活かそうとした場合、発射速度(≒攻撃間隔)を強化する方が無難のため、発射速度を上げるスキルは積極的にとっていきたい。
落ち着く温もり(火炎系スキル最終段)
火炎を多くの敵にばらまけるキャラの都合上、上のダイヤモンドより相性はいいかもしれない。しかし最大HPが2であるため、このスキルに頼るということはすでに綱渡りな戦いをしてることを頭に入れておかなければならない。
ヒナ
オススメ度★★★
「右クリックで近くの敵を攻撃する影分身を召喚。影分身は弾の威力と同じダメージを与える。」スキルを持つ初期HP2のキャラクター。
初期HPこそ低いが、右クリックの影分身の召喚と同時に、自分は入力方向に向かって素早く移動する。この移動する副次効果が便利で、汎用的に使えるため、攻撃を抜きにしても便利。また、召喚する影分身は自分の武器の火力に依存するため、クロスボーと相性がよい。上級者向けだが、ハイスコアを狙うときはお世話になるだろう。
相性のいいアップグレード
元気な友達(幽霊系スキル2段目)
影分身は召喚扱いのため、各召喚要素を強化するアップグレードと相性がいい。特に幽霊系は大きく召喚の性能を引き上げるため、影分身が本体に引けを取らない火力を出すことも可能。
各武器評
リボルバー
オススメ度★★★
初期武器。ゲーム中紹介で、「信頼できるバランス重視の武器」とあるように各ステータスが高い位置でまとまっている。
使用感としては、今回選択できる4つの武器の中で最も安定感があり事故が起こりにくい上に、相性の悪いアップグレードがない。どのキャラクター・どの場面でもオススメできる。
ショットガン
オススメ度★★☆
「近距離で沢山の弾を発射する武器」近距離に扇型の散弾を放つ。
瞬間火力が高く、近くの敵をかなりの速度で殲滅できる。その半面射程が短く、一定距離で弾が消えるため、囲まれなければ真価を発揮できないところが難点。レートが速く、初期マガジンが2発なので、積極的にリロード強化を取って隙をなくしたい。
クロスボー
オススメ度★★☆
「立ち止まっている時に弾のダメージ増加。動き出すとリセットする。」敵一体までを貫通する矢を放つ。初期マガジン1発。
初期火力が高く、立ち止まっている時間経過で火力が徐々に上昇する。一度動き出すとリセット。初期が一本で火力も高いので、リロードで誘発するスキルや弾を増加させるスキルが有用。
フレームキャノン
オススメ度★☆☆
「弾が敵を燃やし、1秒毎に3ダメージずつ与える」火傷を敵にばらまき、スリップダメージで倒す。
マガジンが多いこと、重ね掛けできれば火傷ダメージで倒せることが利点だが、スカーレットと同じく、火力が低いところが難点。雷・召喚系など、武器以外の火力を急ぎ用意しないとつぶされるので注意したい。
*1: